ペットの病気辞典 2
皮膚にブドウ状球菌、連鎖状球菌などの化膿菌が感染して、膿庖(膿をもったぷつぷつ)、あるいは膿痂疹(カサブタの下の膿庖)が散在しているトビヒに似た症状のものをいいます。
生活環境や栄養が良くなり、抗生剤の使用によって、幼児期の他は膿皮症の症例を見ることは少なくなりました。
切り傷や交通事故などによる擦過傷へ細菌感染をして化膿すると、化膿はやわらかい皮下組織に沿って広がる蜂巣織炎(フレグモーネ)に続いて大きな膿瘍となりやすいのです。
この他にも指間や爪床の炎症や化膿、外陰部や肛門周囲、腰や尾の皮脂腺の化膿、麦粒腫(ものもらい)などが考えられます。
原因がはっきりしているもの以外に同様の皮膚症状を繰りかえす場合は、免疫機能の不全や他に原因がある場合が多いものです。
咬傷とその後遺症猫が成年期に達してテリトリーを主張し、あるいは発情期を迎えると闘争による咬傷(かまれ傷)や爪傷(ひっかき傷)が多くなります。
ことに開放的に飼われている日本猫の雄では、傷を負って帰ることは避けられません。
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皮膚が緻密で堅く、なお皮下組織がやわらかい猫では化膿しますと、やわらかい皮下組織にそって激しく化膿が広がって、大きな膿瘍を形成し、やがて自潰(傷が破ける)した時には、大きな傷となって皮膚は欠損し潰瘍となります。