水にこだわる 2
作業員にいろいろ尋ねてみました。
バルブを締めてみました。
廃水の化学成分について根気よく調べました。
気のない答えが返ってくることが多かったのですが、そんなものは相手にしなかったのです。
クロフタは模索をつづけるうちに我々が現在エコロジーと呼んでいる考え方に近づいていきました。
その第一段階は、廃水を工程上の非常に重要な部分、すなわち白水の流失と見ることでした。
彼は廃水の成分測定方法について学位請求論文を書こうと決めました。
さらにこの問題がコスト低減の鍵になるとの結論に達していました。
父親の会社の経理を詳細に調べてみると、コストのほとんどは比較的動かないものだとわかりました。
資本財は適切であり、その減価償却率は定まっています。
労賃を切下げることはできないし、労働を強化することも無理です。
金融コストは外部的に定まっています。
製紙コストの半分は完全に原材料、繊維と溶加剤に費やされています。